« 悲しいと感じたこと | トップページ | 自治体の人権集会に参加して »

2014年7月27日 (日)

推薦図書「寄生虫なき病」

素晴らしく衝撃的な本に出会うと時間を惜しんで読み進めたくなります。

夜中にぱっと眼が覚めたとき、数ページでもいいから読みたい、という衝動にかられる、、、

413bk7o0s6l__sl500_aa300_こんな経験は久しくしていませんでした。

「寄生虫なき病(やまい)」、

2014年3月刊行のこの本は

尊敬しているホメオパスから

プレゼントしてもらいました。

表紙はグロテスクなのですが

本編で寄生虫の写真は一枚もありません。

でも、本編の主役はアレルギーや自己免疫疾患と寄生虫・・・。

医療現場を離れると

「開けてびっくりモモタロウ」の

状態に気付くことがあります。

逆に、医療現場の慣例に慣れ過ぎると新しく学ぶことを怠ってしまったり、

既知の常識にとらわれてしまうこともあります。

いろんな客観的な事実と最新の治療を垣間見、納得できる本です。

私では上手く伝えられないので、訳者あとがきを一部抜粋します。

 スギ花粉の季節になると、天気予報のついでに「花粉予報」が発表されるようになったのは一体いつからだったろう。はっきりとした記憶はないが、そんなに昔からではないことは確かである。花粉症という言葉自体、ほんの三十数年ほど前まではほとんど知られていなかったのだから。

 花粉症だけではない。私が子どもだった頃、周囲に喘息の子どもはほとんどいなかった。それに、当時は喘息と言えばまず第一に大気汚染が原因の公害病で、アレルギー疾患としての喘息の存在を知らない人さえ少なかったように思う。ところが、子育てを始めた頃には、喘息はごくありふれた病気になっていた。私の長男自身、小児喘息(アトピー性皮膚炎の症状もあった)だったし、クラスメートにも毎年必ず喘息やアトピー性皮膚炎の子どもが何人かいた。そして現在、食物アレルギーによるアナフィラキシーショックで小学生が死亡するという痛ましい事件が起きるなど、子どものアレルギーはますます深刻化している。

 

 わずか一世代半のあいだに、なぜこれほどの変化が起きたのだろう。スギ花粉やチリダニなど、つい最近まで何の問題も起こしていなかった物質が、どうして突然こんな病気を引き起こすことになったのだろう。食物アレルギーに至っては、その原因物質は人類が大昔から食べてきた栄養源だというのだから、奇妙としか言いようがない。

 近年増加している奇妙な病はアレルギー疾患のほかにもまだある。炎症性腸疾患や膠原病などの自己免疫疾患がそれである。アレルギーが無害な物質に対する免疫系の過剰反応だとすれば、こちたは自己の免疫を組織がなぜか攻撃してしまうことによって起きる。つまり、アレルギー疾患と自己免疫疾患はどちらも免疫系の原因不明の暴走だという点が共通している。「アレルギーはスギ花粉やチリダニなどのアレルゲンが原因で起きる」「自己免疫疾患の原因は自己の組織を免疫系が攻撃することである」と説明されることが多いが、患者にしてみればそれは、「あなたの病気は原因不明です」と言われているに等しい。本来無害な物質や自己の組織を免疫系がなぜ許容できなくなるのか、その真の原因はそれまで説明されてこなかった。少なくとも、いちばん知りたいその「なぜ」を、かかりつけ医は患者やその家族に説明してくれなかった。

 これら現代の難病の、真の原因は何なのか。こうした病に苦しむ人が最近になってこれほど増加してきたのはなぜなのか。対症療法ではない、根本的な治療や予防は可能なのか。この疑問に、最新の科学に基づいて一つの明快な答えを提示しているのが、本書「寄生虫なき病」である。

どうでしょ?読みたくなりませんか?ナラナイ、ナルデショー。ナルトイッテオクレ

ストーリーはもちろん生唾ものの内容です。

が、

この訳者あとがきにつづく、福岡伸一さんの解説がまた素晴らしい!!

アレルギーや自己免疫疾患についてあーだこーだと古い知識を論じ、

一昔前の治療を今だ行っている治療機関のなんと多いことか。

そして、そのことに疑問をもたず無意識に通院している純粋な患者の多いことか。

千島学説の「腸が免疫をつかさどる」が、これほどまでに妥当だと思える科学的な裏付けのある本、

読むしかあーりませんよ!(・∀・)イイ!

« 悲しいと感じたこと | トップページ | 自治体の人権集会に参加して »

ほのぼのホメオパシー熊本菊池」カテゴリの記事

コメント

腸が免疫をつかさどる

昔は盲腸や扁桃腺は腫れた切ってしまえだったのが今は可能な限り温存両方に変わって来ています。

身体の中に不要な機能はない。。。盲腸の重要性が科学的に研究され、論文が出たのが今年です。
おそらく、こうだろう。こうしたらいいのだという民間療法的なことは科学として証明するのはとても難しいのです。人間も病気をしたり、身体が辛い時に、本能として、経験則で、この方法がいい。ということを知っていて、実行しますが、それを科学的に証明する事がどんなに大変か。。。
それでも民間療法と笑わずに研究している人もいます。

獣医の世界では、身体が、本能が教える、対処療法の素晴らしさを経験する事がすくなくありません。

身体が辛いとき、だるいとき。
身体自身が発しているシグナルを大切にして欲しいなと思います。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 推薦図書「寄生虫なき病」:

« 悲しいと感じたこと | トップページ | 自治体の人権集会に参加して »

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
フォト
無料ブログはココログ

ウェブページ